2021年の欧州各国の冬の移籍市場期間が1月初旬に始まっており、日本人選手の動向も注目されます。中でも、日本代表で司令塔経験のある3選手の最新情報についてお伝えします。
久保建英選手はヘタフェに移籍
年明け間もない1月2日、スペイン1部リーグの強豪ビリャレアルは久保建英選手が退団することを発表しました。
その久保選手は、同じくスペイン1部リーグのヘタフェへの移籍が決まり、練習に一度も参加しないまま1月8日のエルチェ戦に途中出場、その後の1月18日に入団会見を行いました。
2019年夏にレアル・マドリードへの移籍が発表されて以来、マジョルカ、ビリャレアルに次ぐ4クラブ目となります。
ビリャレアルを約5か月で退団した久保選手はまだ19歳。
新天地ヘタフェでの更なる飛躍だけではなく、夏の東京五輪の主力としても期待されます。
香川真司選手は未定
昨年10月に、スペイン2部のレアル・サラゴサは、所属する香川真司選手との契約を解除したと発表しました。
2019年夏に加入し、今年6月末までの2年契約を交わしていたものの、途中退団となりました。
それ以来、香川選手の所属先は決まっていないものの、最新のオファーとして、トルコ1部のアンタルヤスポルといったクラブが獲得に向けて動いているとの報道がされています。
アンタルヤスポルは豊富な資金力を持つクラブで、国内リーグの順位は中位。欧州のカップ戦出場を目指して戦うことを見据えて、戦力補強を急いでいます。
他にもドイツ1部シャルケや米MLSのニューヨーク・シティFC、オランダ1部アヤックスも興味を示していると報じられています。
中島翔哉選手はアル・アインに移籍
アラブ首長国連邦(UAE)リーグの強豪アルアインは1月16日、ポルトガル1部リーグのポルトから中島翔哉選手を期限付き移籍で獲得したことを発表しました。
カタールのアル・ドゥハイルSCから、2019年夏に5年契約でポルトに加入した中島選手は、今季のリーグ戦出場が4試合にとどまっていました。
出場数が減った要因は、新型コロナウイルスです。
チームに適応し、徐々に信頼を得始めていた中島選手ですが、昨年3月、感染拡大によるリーグ戦中断により状況が一変。
中島選手は、チーム練習が再開された後も合流を見送っており、その判断に指揮官が不満を抱いていると報じられていました。