冨安健洋の凄さ-今までにいなかったタイプの日本人CB

欧州サッカーの世界で、最高クラスの選手と評価されている日本代表DF:冨安健洋。イタリアで実績を残し、日本代表でも不動のレギュラーに君臨する22歳は、一体なにが際立っているのでしょうか?

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欧州サッカーの世界で、最高クラスの選手と評価されている日本人センターバック(CB)がいます。

イタリアのサッカー1部リーグ・セリエAのボローニャに所属する日本代表DF:冨安健洋選手です。年齢は22歳と東京五輪世代でありながら、W杯予選を戦うA代表でもCBのレギュラーに定着しました。東京五輪では、金メダルを獲得するための中心選手として期待されています。

イタリアで実績を残し、日本代表でも不動のレギュラーに君臨する22歳は、一体なにが際立っているのでしょうか?

冨安選手の何がスゴイのか

冨安選手は身長188センチ、体重84キロの大きな体格は、本職のCBに欠かせないフィジカルに欠かせません。加えて、本人も自分の強みと認める「読みや予測」の鋭さが、世界を代表する相手FWを封じ込める上で際立つ点です。

そしてもう1つ、自他ともに認める強みがあります。

それが最終ラインからのパス回し・攻撃の組み立て、いわゆる「ビルドアップ」です。前線の相手攻撃陣のプレッシャーを警戒しつつ、攻撃につなげやすいパスを供給するというのは、地味ながら重要な役回りで、ここにおいて冨安選手のテクニックが際立ちます。

本来であればCBは、ボールを失うリスクの少ない場所でボールを回すものです。ところが冨安選手は、高い位置でパスを受け、相手の守備に揺さぶりをかけていきます。

冨安選手が憧れる選手が、バルセロナやアルゼンチン代表で活躍したハビエル・マスチェラーノであることをご存知の人は多いかもしれません。

そのマスチェラーノ氏といえば、身長は174センチと小柄ながら、ボランチ・CBを世界最高水準でこなした選手として名を馳せました。

冨安選手が目指すのも、CBに限らず「あらゆる守備的ポジションに対応できる」マスチェラーノ氏のプレースタイルです。

 

「守備の国」での得たもの

西日本新聞で連載されている冨安選手のコラム内で、本人は意外にも「イタリアで自信を得たとか、成長できたという感覚がない」と語っています。

「『守備の国』イタリアで、ロナルド、イブラヒモビッチ、リベリら世界を代表するFWとの対戦は貴重だった」そうです。

一方で、「思い出すのは負けた試合ばかり」というくらい、ほんの一瞬の隙を突かれ、封じ込めることができなかったことを悔いています。

高いパフォーマンスを発揮した、と現地で評価されている冨安選手。しかし、2020-21年シーズンのボローニャは38試合で65失点と、ディフェンスが、チームとして機能したとは言い難い結果だったことに、本人的には納得していないようです。

 

「守備の国」の気質

冨安選手が「もどかしさ」を感じた理由は、イタリアの選手達と自分との気質の違いにもあります。イタリアは自己主張が強い選手が多く、「互いに気を配り合う日本人の気質」をもつ冨安選手にとって、馴染むのは簡単ではありません。

味方同士でカバーし、チームで戦っていく日本代表と大きく異なる、イタリアのスタイルへの適合そのものが、冨安選手にとっての挑戦であり、この挑戦は続くことでしょう。

 

高い市場評価

2020-21年シーズンが終わり、欧州サッカー界は来シーズンに向けたチーム編成に動いています報道では、冨安選手の獲得に動いていると噂されるクラブが次々に取り沙汰されている状態です。

同じセリエAで、来季のCL出場が決まっているアタランタが、最有力と言われていますが、他にも、ACミラン・バルセロナ・アトレティコ・トッテナムなどなど、ビッグクラブも候補に挙がっています。

目前に迫った東京五輪、その先のA代表での活躍、そして世界を代表するCBとなるべく、更なる進化を遂げる冨安選手に注目です。

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